競馬予想サイトの歴史
競馬は16世紀のイギリスで発祥し、その後に日本に持ち込まれたのは19世紀の後半と言われています。
競馬の発祥についてはNetflixのピーキー・ブラインダーズとかを見ると、そのころの様子が描かれています。
日本には江戸時代、アメリカの圧力で鎖国が解かれた横浜から持ち込まれました。
その後1866年(慶応2年)に江戸幕府が常設の競馬場としては初の横浜競馬場(根岸競馬場)を建設して以降は同競馬場において盛んに洋式競馬が行われました。
その後も投票馬券の形式など様々形を変えながら発展してきましたが、俗に言う競馬予想サイトと呼ばれるものが世に出てきたのは一体いつごろなのか、そしてその後競馬予想サイトの業界はどのような経緯をたどって現在に至るのか、解説します。
競馬の買い目情報を提供する競馬情報会社はかつて「競馬の神様」と呼ばれた有名競馬評論家・大川慶次郎が1981年に設立した
ホースメン会議などがその先駆けとして有名です。
その後、競馬セブン、キングスポーツ、すごい競馬などが後を続きます。
この辺りのサイトが今「老舗」と呼ばれているものですね。
当時は競馬に限らずとも、実在する「モノ」ではなく「情報」を商材として販売すること自体が珍しく、一般的に購入すること自体にも抵抗があったため、そのような環境下で着実に運営をして信用を得てきた競馬予想サイトには並々ならぬ努力と苦労があったものと思われます。
悪質な競馬予想サイト会社の台頭
このようにして先人達が作り上げてきた基盤を利用してお金儲けをしようという輩が競馬予想サイトを装って不正に顧客からお金を巻き上げるような事案が増えます。
従来人間には「楽してお金を儲けたい」という欲が少なからずあり、その欲望の捌け口として競馬やパチンコなどを庶民ができるギャンブルとして発展してきた経緯があります。
その欲望を利用して稼ごうとする連中が出てくることはもはや必然でした。
これからの競馬予想サイト
しかし、競馬をお金儲けの手段としてではなく、純粋に馬や競馬という競技を心から愛しているファンも昔から確実に存在します。
しそのような方たちによる有志の集まりや専門家などによる正規の流れを汲む競馬予想サイトもいまなお頑張っています。
このような本来あるべき競馬予想サイトは、もちろん買い目の情報でお金を儲けるために利用することもできますが、それ以上に馬券を買う際に注目すべきポイントなどを的確に伝えることにより、「競馬」という競技のすばらしさ・面白さをこれから競馬に触れる方に伝える、という重要な役目を担っています。
現在、スマートフォンが普及し、広告の媒体もLINEやフェイスブックなどのSNSに移行したことにより、顧客はより一層競馬予想サイトに手軽に手を出せるようになりました。
しかしその分、悪質な競馬予想サイトも多種多様な手口でより巧みにお金を騙し取るようになってきています。
これらの悪徳業者は確実に競馬界のイメージ上もマイナスの存在であり、駆逐されるべきものです。
しかし、残念ながらこれら悪徳業者はこれからも存在しつづけるでしょう。
したがって、今後の競馬界の発展のためにも顧客側がまず知識を身につけ、悪徳業者を見極める目を持つことが大事です。
悪質な競馬予想サイトは絶対に使わないで駆逐し、わずかながら存在する優良競馬予想サイトを盛り上げていくことが競馬ファンとしての使命とも言えるでしょう。