競馬情報詐欺に類似する悪徳ビジネス
悪徳ビジネスは競馬情報詐欺に限らずいくつも存在します。
中には似た手口で行われているものも多く、悪徳競馬情報会社と同じ運営元がそのままパチンコの攻略法や宝くじの詐欺、クレジットカード現金化、闇金などを運営しているケースも多く、顧客のリストを共有してあらゆる方面からお金を詐取しようとしてくるのです。
ここでは競馬情報詐欺と類似した悪徳ビジネスをいくつかご紹介します。
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パチンコ・スロット攻略法詐欺
パチンコもスロットも競馬と同様にかなり一般市民にも身近なギャンブルとして有名です。
身近ゆえにハマって借金を作ってしまう人も多く、パチンコ・スロットで今までに負けた分を取り返したいと考えている人も同様に多いです。
その欲求につけ込むのがパチンコ・スロットの攻略法詐欺です。
「入会金を払えば必ず勝てる情報を提供する」
といった具合の謳い文句で、ありもしないセット打法(ある手順を踏めば大当たりが引ける攻略法)を提供してきます。
当然そんなセット打法は存在しないので顧客はホールでそのセット打法をいくら試しても大当たりに繋がりません。
おかしいと思ってクレームをいれても最初は「手順にミスがあるかもしれないからもう少し慎重にやってみてください」などと言ってのらりくらりとかわしてきます。
何度試しても状況は変わらず、いよいよ騙されたことに気づいた時にはその業者は姿を消している、といったパターンが一般的です。
競馬情報詐欺と同様に、こんなおいしい話がもし本当にあるなら他人に売ったりしないですよね?つまり、そういう事なんです。
宝くじ詐欺
年末・サマージャンボ、ロト、ナンバーズ、スクラッチ、宝くじ売り場で売られているくじの種類もだいぶ増えましたが、宝くじはもしかするともっとも多くの日本人がやったことのあるギャンブルかもしれません。
宝くじの特徴はなんといってもその当選金額の大きさです。
最近だと6億や7億なんて当選金もあるくらいです。
一攫千金を狙って買い続けている人も多いですが、そこに目を付けた悪徳業者がいるのも事実です。
宝くじ詐欺の中にもいくつか手口がありますが、
代表的なものの一つが海外宝くじへの当選をうたった詐欺です。
ある日突然海外の宝くじに当選した旨のメールが送られてきて、当選金を受け取るためには手数料が必要です、といってお金を振りこませるのです。
当選金が数百万から数千万という金額なのに対して手数料が数千円と少額なこともあり、「それくらいなら」とついつい払ってしまう人が多いようです。
当然ながら詐欺なので当選金なんてものはいくら待ってももらえません。
もう一つは、ロト6など番号を指定して買うものの当選番号がわかるといって情報料を取る詐欺です。
ロト6の当選番号はインターネット上で公開された翌日の朝刊の新聞にも掲載される、という特徴があります。その発表の流れをしらない人に対して、
「明日の朝刊に記載される当選番号を言い当てる」
といってあたかも情報を持っているかのようにみせかけ、情報料を詐取するのです。
当選番号発表の流れを知っている人からすれば「そんなのに騙されるやつがいるのか!?」と耳を疑うような単純な手口ですが、実際にあるのです。無知とはそれほど危ないことなのです。
これらの類似した詐欺だけではなく、クレジットカード現金化や闇金といった違法な金融取引を並行して運営している悪徳業者も多いです。
競馬情報詐欺や攻略法詐欺などに引っかかってしまう人はかなりの割合で借金もしているケースが多く、高額な競馬情報料を払わせ、足りない分はクレジットカード現金化をさせたり、闇金で貸し付けるといったことは常套手段です。顧客リストを共有することで骨の髄まで搾り取りにくるのです。