パドックで注目するポイント
パドックはレース当日の馬の状態を見極める重要な予想の材料です。
最近では、競馬情報サイトはメルマガ登録などでパドックが終わってから買い目配信をして成果を上げているところも多いようです。
競馬をはじめたばかりの方はパドックを見ても、みんな同じに見えてしまうかもしれないですが、実際にプロの予想家の方たちは、どんなところを見て予想に役立てているのでしょうか?
パドックで注目するポイントをまとめました。
馬の見た目
パドックで見る主要な馬の見た目は、筋肉の付き方と毛艶です。
レース当日は、太すぎず細すぎず、程よい肉付きが理想です。
パドックの時点では、若干ふっくら見えるくらいが好ましいです。
肉付きと同時に毛艶も見ます。
競走馬は茶系や黒系など様々な毛色があり、さらに馬によって毛質が違うので簡単に艶の良し悪しを見極めるのが困難です。
できれば、過去のレースのパドック映像と比較して毛艶の状態をチェックできると理想です。
プロの予想屋たちは、パドックだけではなくトレセンなどでも頻繁に馬の状態をチェックしているので、パドックで一目みるだけですぐに状態の良さを判断する事ができます。
馬のテンション
競走馬がレースで力を出せるかどうかは、当日のテンションが重要です。
気合が入っていれば良いという事だけではなく、パドックの時点では落ち着きがあって気持ちに余裕を持っている事が重要です。
パドックで気合が入って興奮している馬は逆にイレ込みすぎでマイナス評価になります。
パドックで調子の良い馬の特徴は次のものがあります。
・パドックの外側をゆったり大きめのストライドで歩いている
・観客席を見渡す余裕がある
・過剰な汗をかいていない
・リズムよく一定に歩いている
・歩き方の見た目が綺麗
興奮気味な場合や、テンションが低すぎて下を向きっぱなしで小刻みに歩いている馬なども減点です。
ただし、馬にも性格があるのでパドックのテンションが必ずしも調子と直結するとは限りません。
できれば馬の性格も考慮して、その馬ごとに理想の状態を把握してパドックを見れるようになれば一人前です。
調子の悪さ
調子が悪い馬はパドックで次の症状を見せる場合があります。
・多量の汗
・ボロ(馬糞)が多い
・フケが出ている
・よだれが出ている
初心者の方は、パドックを歩く馬の姿を見て美しいと感じるか、ちょっと・・・って思うかで調子の良し悪しのおおよそのパロメーターを探る事から始めるとよいでしょう。
パドックによる分析は経験も重要です。
しっかりレース前はパドック観察していけば自然と目利きができるようになっていきます。